葬儀に出席する際、会葬者は喪服以外の持ち物も黒で統一するのが基本です。たとえ黒色でも光沢のある小物は禁止なので、エナメルのバッグや靴などは避けるべきです。又、留め具などに金メッキが施してあったり、チェーンの付いたバッグも控えて下さい。
バッグの素材としては光沢のない布製が望ましく、逆に殺生を連想させる爬虫類などの革製は禁忌とされています。靴もバッグもシンプルなデザインの方が無難ですが、地味な装飾が付いている程度なら構いません。その他に傘やコート、ストールなどの小物も黒色やグレーを基調とした物を選んで下さい。
尚、ハンカチは白無地でも良いとされています。結婚指輪以外のアクセサリーは、身に着けないのが基本です。ただ「涙を象徴する」真珠は認められますが、ネックレスに使う場合、必ず一連にします。たとえ真珠でも、「不幸が重なる」との意味を持つ二連のネックレスは禁止です。
葬儀の場では真珠以外にも、ジェット、ブラックコーラル、オニキスといった黒色の宝石類は、使用して良いとされています。又、数珠の素材にも用いられる黒曜石も、弔事用アクセサリーになり得ます。ただこれらの素材でも、強い光沢を持つように加工した装飾品は、弔事の場に相応しくありません。
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