2022年05月21日

仏壇を処分する前に知っておきたこと

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引っ越し後、住まいのスペースに合わせて仏壇を買い替えることがあります。古くなったものを処分するときは、確認しておきたいポイントがあります。まず、開眼供養を行った場合は、処分する前に閉眼供養を行う必要があるという点です。

開眼供養は御魂入れとも呼ばれ、新しく購入した後、僧侶を招いてお経をあげてもらうことです。そして、これまで使ってきた仏壇を処分するときは、閉眼供養を行って、故人の魂を抜くための法要を行います。開眼供養を行った場合、閉眼供養を行わなければ、故人の魂が入ったまま処分することになってしまうため注意が必要です。

ちなみに、閉眼供養を終えると、一般的な家具と同様の扱いになるため、ごみとして捨てることが可能になります。どうしてもごみとして処分することに抵抗がある場合は、お寺に処分を依頼することも可能です。閉眼供養を依頼するときに、同時に処分も依頼しておけば、適切に対応してくれるので安心です。

ただ、お寺に処分を依頼すると、お寺によって異なるものの、1万円から数万円の費用がかかりますので、事前に確認しておくとよいでしょう。さらに、新しい仏壇を購入するときに、これまで使っていたものを引き取ってくれるサービスを行っているお店もあります。ごみとして捨てるのが嫌な場合は、引き取りサービスを行っているお店で新しいものを購入するのも一つの方法です。